プレコンセプションケアとは? 女性が長く健康に働くための、20代からの健康管理術
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10代、20代などの若い世代は体力もあるため、「自分の健康を守る」ことに無頓着になりがちです。しかし、長く働き続け、私生活も充実させたいと願うなら、やはり基盤は「健康」。「健康リテラシ―(健康への知識・意識や判断力・対処力など適切にアクションする力)」が高い人ほど、仕事の生産性が高く、希望したときに妊娠できる率も高いという研究もあるほど、この力はその人の人生を左右します。特に最近は「プレコンセプションケア(将来の妊娠を見据えた健康管理)」という考え方も注目されています。若い女性の仕事と健康の両立をテーマに調査や研究、啓発を行う一般社団法人ラブテリ代表の細川モモさんに、若いうちから実行したい「女性が自分の健康を守るためのポイント」を聞きました。
長く働き続けたいし、もし、結婚や妊娠をしたくなったらそれもかなえたい――。そう考える女性にとって重要なのが20代から始めるプレコンセプションケアです。プレコンセプションケアとは、妊娠前から体の状態を整え、将来の妊娠や更年期まで見据えて健康を管理する考え方。実はこの考え方は、妊娠をしたいか・したくないかにかかわらず、“長く健康に働き続けるための健康管理の重要ポイント”と言い換えることができます。
働く女性が抱える健康問題を長年調査してきた細川さんは、特に若い世代の女性に重要なのが、「女性ホルモンの影響に関する知識と対処力」「栄養不足への対処力」を身に着けることだと指摘します。
では、具体的には何をすればいいのでしょうか。細川さんが挙げてくれたのは、次の4つです。
- 1)20代女性のプレコンセプションケア|将来の健康を守る検査とチェック項目
- 2)やせ過ぎ女性に多い栄養不足|20代から見直したいカロリーと栄養不足対策
- 3)20代女性が知っておきたい妊娠や不妊、不妊治療に関する基礎知識
- 4)婦人科のかかりつけ医は必要? 20代女性が持つべき理由と受診の目安
それぞれの内容を見ていきましょう。
1)20代女性のプレコンセプションケア|将来の健康を守る検査とチェック項目
若いうちは、勤務先の健康診断の項目だけをチェックして安心する人が多いかもしれません。しかし、現状の健康診断の項目は男性従業員が中心の時代に設計されたものである場合も多く、女性特有の不調については不十分だという声も多いです。
細川さんは、若い女性は以下の7つも検討してほしいと勧めています。
- 1:隠れ貧血の指標となるフェリチンの検査
- 2:BMI(体格指数)
- 3:体脂肪率
- 4:骨密度
- 5:20歳以上の子宮頸がん検診(隔年)、40歳以上の乳がん検診(隔年)
- 6:婦人科検診(卵巣や子宮のエコー検診)
- 7:将来子どもを産みたい人はAMH(卵巣予備能)検査
1 フェリチン検査
フェリチン値は隠れ貧血の指標で、血液検査で測定できます。隠れ貧血とは、貧血の指標となるヘモグロビン値は正常だけれど、体内に貯えられた鉄が不足した状態で、貧血の一歩手前です。生理がある女性は、毎月の出血で貧血や隠れ貧血になりやすく、そのためにめまいや息切れ、気分の落ち込みなどの不定愁訴を抱えている人が多くいます。しかし長年、鉄分が欠乏した体の状態が当たり前になっていて、自分の“異常”に気づかないのです。
「鉄が不足した状態(貧血や隠れ貧血)は、QOL(生活の質)や仕事の生産性を落としますし、メンタルヘルスへの影響も危惧されます。将来の妊娠率の低下や産後うつ、赤ちゃんの健康への影響も出てくるため、妊娠前から貧血状態を脱しておくことが大事です。今の自分の不調を改善するためにも、プレコンセプションケアの一環としても、生理のある年代の女性は、一度はフェリチン検査をし、“隠れ貧血”を調べてほしいです。そして、数値が低かったなら、すぐに治療をしてください。メンタルヘルスや妊娠を考慮すると、30mg/mlは最低限満たしておきたい数値だと私たちは考えています。朝ごはんを食べない女性、生理の経血量が多い女性、やせている女性は鉄欠乏リスクが高いので注意が必要です」。
検査は婦人科だけではなく、内科などでも受けられます。
2 BMI(体格指数)
BMIは、やせ過ぎ、太り過ぎといった体格をチェックする数値で、体重(kg)÷{身長(m)×身長(m)}で算出できます。
日本の20代、30代の女性は、太り過ぎ(BMI25以上)よりやせ過ぎ(BMI18未満)が多いことが問題になっており、やせ過ぎの人は、1日にとる食事量が少なく、必要なエネルギー量も栄養素も足りていないケースが多いようです。
栄養不足は、そのまま体の機能低下につながり、免疫力の低下、無月経、不定愁訴や病気の原因にもなります。1で説明した隠れ貧血は、栄養不足の一つの結果とも考えられます。
「すでにやせている人も含め、多くの若い女性が今よりやせたいと願っていますが、栄養不足・エネルギー不足は想像以上に心と体の健康をむしばみます。ぜひBMI18.5以上25未満という適正体重を維持するよう、食事をはじめとする生活習慣を見直してください」。
3 体脂肪率
体脂肪率は、体重に占める体脂肪の割合で、体組成計などで測定します。
体脂肪は体温の維持に関わりますし、女性ホルモンの産生と調節に欠かせず、少なすぎると生理不順や無月経を招きます。
「18%を切ると月経異常のリスクが高まり、それ以下になるといつ生理が止まってもおかしくありません(無月経)」。生理不順や無月経がある場合、体脂肪率が低すぎないか確認することも大切です。
最近は「スリムなのに体脂肪率が高い“隠れ肥満”の若い人が増えているので、外見で安心してはいけません。また、若いときと同じ体形を維持していても、年を重ねるほどに筋肉は減って体脂肪が増えやすくなります。体脂肪率30%を超えると、排卵異常が増え、妊娠しにくくなりますし、インスリンの効きが悪くなって、糖尿病のリスクも上がります」。
体脂肪率は女性の健康のバロメーターの一つともいえます。「見た目の体形に関係なく、1年に1度は体脂肪率を測定してほしいです。適正値には諸説ありますが、私たちラブテリでは、22~30%未満を目指してほしいと勧めています」。
4 骨密度
骨密度検査では、若年成人平均値(20~44歳の健康な人の平均値)を100としたとき、今の骨密度がその何%程度のレベルかをYAM(Young Adult Mean)値という数字で表します。骨密度のピークは20歳前後で、閉経で女性ホルモンが減るまでは高い状態を維持するのが一般的な変化。正常値はYAM80%以上なので、どの年齢になってもそれを下回らないようにすることが大切なのです。
近年では20代の骨量低下も決して珍しいことではなくなってきています。
「従来、骨密度の低下を心配するのは閉経前後から、と思われていましたが、近年は若い人の骨量低下も問題に。私たちの調査(※)では、閉経前でも約2割が低骨密度(YAM70~80%)であることが分かりました。特に、通勤でバスや電車を使う都市部の女性に比べて、車社会で骨に負担がかかりにくい地方都市在住の女性、やせている女性にその影響が顕著にみられました」
- ※第83回日本公衆衛生学会総会(2024年10月)ポスター発表
20代、30代の骨量低下は、将来、寝たきりとなるリスク以外に別の問題も生じます。「骨折すると仕事や生活の質が大きく下がりますし、もし妊娠すると、“妊娠授乳関連(妊娠後)骨粗しょう症”(関連記事:“若い”女性の骨密度低下にご用心! 妊娠中・出産後の腰椎骨折で仕事や育児に支障も)の心配が出てきます。ですから若年層も一度骨密度を測ってみて、もしYAMが80%未満であれば、骨を増やす食事や運動をしっかり行う、70%未満なら専門の医師に相談するなどの対策をとって、骨量低下状態を早く解消しておいてほしいです」。
YAMの診断基準
- 90%以上 正常範囲・優良
- 80%以上~90%未満 正常値
- 70%以上~80%未満 危険信号・骨量不足
- 70%未満 骨粗しょう症の可能性あり
5 がん検診
受診が勧められるのは、“早期発見することで死亡リスクが下がることが分かっている5つのがん”の検診です。なかでも子宮頸がんと乳がんは、職場健診でオプションになっていることも多く、受診率の低さが問題になっています(関連記事:子宮頸がん・乳がんはいつから検診すべき? 女性の年代別に必要な検診と受け方を解説)。
20歳以上の人は2年に1度、子宮頸がん検診を、40歳以上の人は、子宮頸がん検診に2年に1回のマンモグラフィ検診も加えて、忘れずに受けてください。
6 婦人科検診
お勧めするのは、子宮や卵巣を超音波で観察するエコー検査です。この検査で、子宮内膜症や子宮腺筋症、子宮筋腫や卵巣がんなどの病気を調べることができます。なかでも、子宮筋腫は加齢とともに有病率が高まりますが、近年は高齢出産も少なくありません。未検査だと妊娠と子宮筋腫の発見が同時になってしまったり、不妊治療を始めようとしたら子宮筋腫があり、その手術が先で不妊治療が数カ月先延ばしになるなど、妊娠の悩みに発展することもあります。
また、「子宮頸がん検診を受けているから、そのときに他の病気も見ていてくれているはず」という声を聞くことがありますが、子宮頸がん検診はあくまで子宮頸がんの早期発見が目的。それとは別に婦人科検診でしっかり卵巣や子宮の様子を診てもらうことが大切です。
7 将来子どもを産みたい人は「AMH(卵巣予備能)検査」
AMH検査は卵巣予備能を知るための血液検査で、将来妊娠を希望する女性のプレコンセプションケアとして注目されています。
「女性の卵子の数は、母親のおなかにいたとき(胎児期)がピークであることが分かっており、出生後に新しく作られることはなく、年齢とともに減少します。AMH検査は、抗ミュラー管ホルモン(AMH)の値から、卵巣にどれくらい卵子が残っているかを推測する“妊娠予備能”を知るための血液検査で「卵巣年齢」と表現されることもあります。このAMH値は実際の妊娠の可否を直接示すものではないので、結果に一喜一憂し過ぎるのはよくありませんが、晩婚化の今、子どもが欲しいと思う年齢と体の適齢期にかい離があることは珍しいことではありません。卵子凍結を考えるのなら、行う年齢が将来の妊娠率を左右するといっても過言ではないので、できるだけ若い年齢で検査を受けるほうが、検査結果を“悔いのないライフプランを考えるための判断材料”として生かしやすくなります。なお、喫煙ややせ、ビタミンDの不足などの生活習慣が、AMHの値を悪化させる要因になることが分かっています」と細川さん。
- ※東京都では、医師による講義を受講することを条件に、都内に住む18歳から40歳未満の人に対し、AMH検査の受検を助成しています。関心がある人はチェックしてみてください。
2)やせ過ぎ女性に多い栄養不足|20代から見直したいカロリーと栄養不足対策
これは1)で話したBMIとも関連します。
2023年の国民健康・栄養調査によると、20代女性の平均摂取エネルギーは1630kcal。これは、身体活動レベルが普通の女性に必要な1950kcalを320kcal(ごはん約1.3膳分)も下回っており、多くの女性が“ガス欠”状態で生活していることが分かります。
働く女性の場合はさらに深刻で、細川さんらの調査では、働く女性の平均摂取エネルギーは1479kcalで、必要な量がとれている栄養素はナトリウムだけだったといいます(※1)。背景には、毎月の生理で鉄を中心とした栄養を体外に排出する、という女性特有の体の仕組みも関係しています。こうした栄養不足の状態は、プレコンセプションケアの観点からも見直すべき重要なポイントです。
「2025年、『女性の低体重・低栄養症候群:FUS(Female Underweight/Undernutrition Syndrome)』という概念が新たに日本肥満学会から発表されました。一方で、最新の調査(※)で、20代女性の痩せ率は、近年で過去最高を更新しました。実は、肥満や痩せといった体形は、初潮年齢だけではなく、閉経の時期にも影響を与えることが分かっています。さらに私たちの研究では、生理痛やPMSも、標準体形の女性が最も軽いことが明らかになっています。やせ体形では、冷え(低体温)や血流の悪さ、痛みなどの炎症を抑制する抗酸化物質の乏しさを招くこと、肥満体形では痛みやかゆみを誘発する炎症を肥満組織が分泌し続けてしまうことが、生理の不調に影響していると考えられます。
栄養がとれていないと、体もメンタルも健康に保つことができませんし、20代の頃から何を食べてきたかが、平均年齢50歳での閉経時期に影響することを示唆する研究報告もあります。このように、栄養不足は生理や更年期の不調、不妊のリスクを上げることにもつながります」(細川さん)。低栄養でやせている女性は、低骨密度も心配です。
- ※2023年国民健康・栄養調査
もう一つ、やせが次世代の健康にも影響を与える、という事実も知っておきたい点です。やせた女性が妊娠した場合に低出生体重児を出産する割合が高く、低出生体重児は、正常体重で生まれた赤ちゃんより、将来、生活習慣病になるリスクが高いこと。また、女児においては、将来、月経異常になる割合が高く、生涯の妊娠可能期間が短い傾向にあることが分かっているのです(関連記事「将来、妊娠希望」の人は今から「やせ」にご注意。妊娠前の体格と生まれてくる子の健康に深い関係)。
「バリバリ働いて食事をおろそかにした結果、不妊や病気になってしまい、後悔する女性を大勢見てきました。ですから、若い女性たちには、①無理なダイエットをしない、②仕事が忙しいからといって食事を抜かず、3食とる、③偏った食事を続けないように、と伝えたいです。特に、鉄やカルシウムは1食抜くと不足してしまいますし、朝ごはんの欠食は血糖値の乱れにもつながり、美容にも将来の妊娠にもよくありません」。
さらに、こんなアドバイスも。「若い世代は食費を抑えて、他のことにお金をかけようとしがちです。その結果、空腹を満たせてコストも抑えやすい炭水化物ばかりに偏りがちな傾向があります。そうではなく、栄養のバランスが良くて比較的安価なものを食事に取り込む工夫をしてほしいのです。栄養管理=料理を頑張るではありません。手抜きでも問題ないので、栄養バランスを意識した生活をしましょう。お勧めは納豆やヨーグルトなどの発酵食、切り干し大根、ひじき、きくらげなどの乾物類、ドライフルーツ類、さば缶やさけフレークなどの常温保管できる魚類です。こうしたものを常備して、食事に取り込んでください」と細川さん。
- ※1出典「Will conscious Marunouchi「まるのうち保健室」調査」2015 三菱地所株式会社・一般社団法人ラブテリ
3)20代女性が知っておきたい妊娠や不妊、不妊治療に関する基礎知識
次は、妊娠や不妊治療に関する正しい知識を持つことの大切さについて、です。
というのも、正しい知識を持たなかったために、子どもを持ちたいと思ったときに希望の選択肢が選べず、後悔する人がいるからです。
例えば年齢に関する情報。「妊娠できる年齢には限度があり、年を取るほど妊娠率が下がる」ということは知っていても、不妊治療への過度な期待感からか、「40歳を過ぎても普通に産める」と思っている人は約4割いました(※1)。しかし現実には、「35歳ごろを境に妊娠率はがくんと下がりますし、たとえば不妊治療をして妊娠できても、出産までたどり着ける人は40歳では10.8%、43歳で4.2%にとどまります(※2)」と細川さん。
卵子凍結や不妊治療など、医学の技術進歩があったとしても、「産むという選択肢を残そうと考えるのであれば、35歳より前、20代後半から動き始めるような意識でライフプランを考えられるといいですね」。
もう一つ、「生理の不調を放置すると、将来、産みたいと思ったときにすぐには妊娠できない体の状態に陥っている可能性がある」ことを知っておいてほしい、と細川さんは話します。
具体的には、①無月経を放置することで卵巣の機能を低下させてしまい、最悪の場合、生理が戻らなくなる場合があること、②生理不順を放置し、その背景に不妊の原因になる「多のう胞性卵巣症候群」があるのを見逃してしまう場合があること、③生理痛や過多月経を放置した結果、その背後にある子宮内膜症や子宮筋腫などを悪化させてしまう場合があること、などが不妊のリスクを上げる要因に。
「無月経でも治療すればすぐに回復すると思っている人もいるようですが、現実にはそう簡単ではないケースもあり、妊娠を諦める人もいます。経血が多い、寝込むほどの痛みがある、周期が不順など“正常な生理”ではない場合は(関連記事:人と比べるのが難しい生理の状態…… 「私の生理、受診が必要?」まずはセルフチェックを)、一度、背後に病気がないか調べてもらい、早めに治療しておくことをお勧めしたいです」。
栄養の知識も大切です。例えば、生まれてくる赤ちゃんの神経管の先天異常を予防するために、葉酸が重要なことはある程度知られていますが、「多くの人は、妊娠してから葉酸を摂取すればいいと思っています。でも、本当は妊娠前から十分な葉酸が母体にあることが重要なのです。サプリメントを活用しても、葉酸が体に満ち足りるまで1~3カ月はかかりますし、食事からとれる量では十分な量を補給するのがかなり難しいことが明らかになっています。妊娠に気づいてから補給しても、すでに胎児の神経管などの重要な器官は形成されていて、葉酸の予防効果を享受しきれないことがあるからです」
- ※1日本医療政策機構「現代日本における子どもをもつことに関する世論調査」2022年
- ※2日本産科婦人科学会 ARTデータブック2022
4)婦人科のかかりつけ医は必要? 20代女性が持つべき理由と受診の目安
検診を受ける場合でも、体調への不安が出てきた場合でも、その受け入れ先となるのは婦人科です。もし、体調が悪くなってから新しく受診先を探すとなると、おっくうで受診を先のばしにしてしまいがち。生理がどれくらい遅れたら病院に行くべきか迷ったときや、生理不順・強い生理痛が続くときも、かかりつけの婦人科があれば、すぐに相談できます。
図のように、女性は年代によって気をつけなくてはならない病気が移り変わります。通い慣れた婦人科からの、年齢変化に伴う変調に対するアドバイスは頼りになるはずです。
「私は、すぐに相談できる婦人科医を持っていることは、安心して女性が働き続けるための必須条件といってもいいくらい大切だと思っています」。
かかりつけ医を見つける方法に正解はありませんが、周囲の人の口コミを参考にしたり、子宮がん検診などの機会を活用して実際に受診してみて、院内の雰囲気や医師の様子から、信頼できそうかをチェックしてみるのはいかがでしょうか。「その際に、もし1軒目でいいなと思う医師に出会えなかったとしても、それで諦めず、何軒か探してみることをお勧めしたいです」と細川さんは強調します。
両親の闘病をきっかけに予防医学の専門家を志し、International Nutrition Supplement Adviserの資格を取得。2009年、日米の専門家チーム「ラブテリ トーキョー&ニューヨーク」を設立。14年、三菱地所と共同で東京・丸の内に「まるのうち保健室」を立ち上げ、「働き女子1,000人白書」を発表。12都道府県で女性のための保健室事業を展開し、不定愁訴や不妊の予防・改善に精力的に取り組む。日本初となる生理・PMSビッグデータ構築に取り組み、「Nature」の姉妹誌に生理痛と食事・体型・生活習慣をテーマとした国際論文が掲載されるなど、学術面での活動を重視。近年では、自治体や企業のデータヘルスを活用した健康経営や都市構想など社会実装への働きかけを複数手がける。
厚生労働省「第13回健康寿命をのばそう! アワード」他、多数のアワードを受賞。
(※内容は2026年2月取材時点のものです)